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皆さんは「飲み会」って好きですか?
飲み会の席では普段と違う顔が見られたり、思わぬ話が聞けたりするので面白いですよね。
ちなみに、私は酒に酔った自分が好きになれなかったのもあり、数年前に断酒しました。とはいえ、飲み会は大好きなので、シラフのままで楽しんでます。
さて、そんなこんなで今回のテーマは「飲み会」です。英語で飲み会を表す表現に加えて、「飲みに行く」や「乾杯」などの関連表現についても詳しく解説していきます。
これを読めば、英語でも「飲みニケーション」が楽しめるようになりますよ。
それでは、早速始めていきましょう!
「飲み会」は英語だと “get-together” と言うのが最も一般的です。発音は「ゲット トゥギャザー」。
get-together は直訳すると「一緒の状態(together)を手に入れる(get)」ということで、複数人で集まることを広く表します。実際、日本で言う「飲み会」という表現も、お酒を飲むことよりも集まること自体を表すことが多いですよね。
ちなみに、get-together とほとんど同じ意味で使える “gathering(ギャザリング)” という表現もあります。「集まる」という意味の gather を動名詞化した表現なので、まさに「集まり」という意味になります。
日本語の「飲み会」という字を直訳したような “drinking party” という表現もありますが、これは会社の取引先との飲み会や会合など、フォーマルな飲みの席を表す言葉です。そのため、友達と気軽に飲むようなシチュエーションには適しておらず、場合によっては警戒されてしまいかねません。
Let’s go to a drinking party.
訳)ある会合に一緒に行こうよ。(※ただ飲みに誘ってるつもり)
What party is it? It sounds suspicious…
訳)それって何の会?なんか怪しい…。
とはいえ、本当に正式の飲み会(会合)なのであれば、もちろん drinking party で問題ありません。仕事の飲み会なら “business drinking party”、社交のための飲み会なら “social drinking party” とすると、より具体的に表すことができます。
I’ll join a business drinking party tonight.
訳)今夜は仕事の飲み会があります。
また、「歓迎会」や「送別会」などの「〇〇会」についても、同様に “party” を使って表すことができます。代表的な「〇〇会」を表す表現は以下の通りです。
歓迎会:welcome party
送別会:farewell party
忘年会:year-end party
新年会:New Year’s party
「飲みに行く」は英語で “go for a drink” と言うのが一般的です。
drink には名詞で「お酒」という意味があるので、go for a drink を直訳すると「1杯のお酒のために外出する」という意味になります。仕事終わりなどに1人、あるいは少人数でお店に飲みに行くことを表すにはピッタリの言い方です。
I wanna go for a drink tonight.
訳)今夜は飲みに行きたいな。
似た表現に “go drinking” がありますが、これは「飲みに行く」という意味では使わないことをオススメします。
“go ~ing” は go shopping、go fishing など、「~している状態」が生き生き感じられる決まり文句です。しかし、go drinking の場合は、お酒を飲んでいる様が生き生き感じられてしまい、何杯ものお酒を何軒もハシゴしながら飲むような印象になります。
そのため、go drinking は酒好き同士の誘いくらいにしか使うことができません。日常会話で安易に使うと「この人は飲兵衛(のんべえ)なのかな?」とあらぬ誤解を受けかねませんので、使いどころには気をつけましょう。
I wanna go drinking tonight.
訳)今夜は飲みまくるぞ。
You’re a heavy drinker!
訳)この飲兵衛が!
飲み会に誘う表現としては、”Let’s go for a drink” が一般的。気軽かつカジュアルに飲みに誘うことができます。また、“Why don’t we go for a drink?” という表現も、ほとんど同じニュアンスで使えます。
誘いに応じるときは、OKなら「もちろん」という意味の “Of course” や “Sure” がよく使われます。「いいね」というニュアンスなら ”Sounds nice” もオススメです。
Let’s go for a drink this weekend.
訳)今週末飲みに行こうよ。
Sure!
訳)もちろん!
Why don’t we go for a drink tonight?
訳)今夜飲みに行かない?
Sounds nice!
訳)いいね!
反対に断る際は “Sorry” と前置きしてから理由を言うと良いでしょう。”I can’t” などと言い切ると角が立つので注意です。
Let’s go for a drink from now!
今から飲みに行こうよ!
From now? Sorry, I have to go home early today.
今から?ごめんなさい、今日は早く帰らなきゃなの。
日本では、仕事終わりに同僚みんなで飲みに行くことが多いですよね。しかし、このような仕事の延長にある飲み会は海外では一般的ではありません。
海外の飲み会(get-together)はあくまでプライベートなもので、仕事とはキッチリ一線を引いたものです。仕事の付き合いで仕方なく、という飲み方は日本独特の文化なので、海外の人には強要しない方が良いでしょう。
とはいえ、最近では日本でも仕事上の飲み会というのは数が少なくなってきています。飲み会も徐々にグローバル化しているということですね。
In Japan, people often have a get-together for business.
訳)日本では、よく仕事のために飲みに行くんだ。
Really? It sounds like a business drinking party. Private and business should be separated.
訳)本当?なんだか仕事の会合みたいだね。プライベートと仕事はちゃんと分けるべきだよ。
ここからは、飲みに行くことが決まった後、つまり飲み会の最中に役立つ表現について確認していきます。
飲みの席での過ごし方は人それぞれ。自分に合った飲み方をするためにも、ぜひ目を通しておきましょう。
まずは注文、「とりあえずビールで」と言いたい場合は “I’ll start with a beer” と表現します。”I’ll start with ~.” は、1杯目の飲み物を頼むときの決まり文句。もちろん、a beer の部分を他の飲み物に変えてもOKです。
ちなみに、beer などの飲み物は water と同じく、本来は数えられない名詞(不可算名詞)です。そのため、「1杯のビール」は “a glass of beer” とするのが正確ですが、日常会話では a beer でも充分通じます。
I’ll start with a beer.
訳)とりあえずビールで。
I’ll with a red wine.
訳)私はとりあえず赤ワインで。
お酒に弱い場合は “I can’t drink much” と言いましょう。直訳すると「あまり量を飲めない」という意味です。
また、飲めない理由が車の運転など、体質でない場合も “I can’t drink” が使えます。because などで理由を添えれば、相手も理解してくれるはずです。
I can’t drink much.
訳)私はお酒に弱いです。
I can’t drink today because I have to go home by car.
訳)私は車で帰るので、今日はお酒が飲めません。
ちなみに、まったく酒(アルコール)を飲まない場合は “I don’t drink alcohol” と言い切ってもOK。最近では飲みの席でもノンアルコールで通す人が増えてきたので、無理してアルコールを頼む必要はありません。
What would you like to drink?
訳)何を飲みますか?
I don’t drink alcohol, so I’ll start with a coke.
訳)私はお酒を飲まないので、とりあえずコーラにします。
余談ですが、お酒に「強い」とか「弱い」と表現するのは、日本語独自の語感。そのため、「お酒に弱い」という意味で “weak” を使うと、通じなくはないものの、だいぶ不自然な響きになります。
「乾杯」の英語表現は “cheers”、”bottoms up”、”toast” の3種類が鉄板です。
cheers はもともと「元気づける」という動詞なので、「元気に盛り上がりましょう、乾杯!」というニュアンス。チアリーダーのチアも同じ単語です。
bottoms up は「グラスを持ち上げて乾杯!」というニュアンス。bottoms は「(グラスの)底」という意味、複数のグラスが無いと乾杯できないので、必ず bottoms と複数形にします。
toast もよく使われる乾杯の表現ですが、日本人からすると「何でトースト?」と頭に疑問符が浮かびますよね。その由来は、古代ローマの祝席でワインにトーストを入れていたからだと言われています。なんとも歴史ロマン溢れる言い回しですね。
Cheers and bottoms up and toast!
訳)乾杯、乾杯、そして乾杯!
Long-winded!
訳)くどい!
また、「〇〇に乾杯」と言いたい場合は “Here’s to 〇〇” という表現が使われます。「この飲み会は〇〇のために!」というニュアンスです。少しフォーマルな匂いのする表現なので、カジュアルな場では短縮して “To 〇〇” と言うこともあります。
Here’s to the bride and groom!
訳)新郎新婦に乾杯!
「飲み過ぎた」は英語で “I am drunk” と言います。drunk は drink の過去分詞形で、「お酒に飲まれた」というニュアンスを表します。
また、飲みすぎて気持ち悪い場合は “I feel sick” と言葉を添えてお手洗いに行きましょう。酒の席では飲み過ぎないことが鉄則ですが、我慢し過ぎないこともまた大切です。
余談ですが、英語ではトイレに行くことを「ちょっと待って」という意味で “one minute” と表現することが多いです。日本語に比べて英語は直接的とよく言いますが、これに関しては逆転しているところが面白いですね。
I’m drunk. I feel sick…. One minute!
訳)飲み過ぎた。気持ち悪い…。トイレ行ってくる!
Get well soon.
訳)お大事にー。
今回は「飲み会」に関する英語表現について詳しく確認しました。
飲み会は英語で “get-together” が一般的。直訳した drinking party だと硬い印象になるので、場面によって使い分けられるのがベストです。
今回ご紹介したことを参考に、英語でもお酒の席を楽しみましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!